技術の特長

低温多湿で可能となる鮮度を保った長期保存

省エネ低温多湿冷蔵庫コンテナ「うるおい氷点貯蔵(氷潤)」を使った実際の試験結果

■ 通常の冷蔵保管と比べ、圧倒的に長期間、鮮度を保つことが可能

2週間後の花束

1ヶ月後のバラの花束

4ヶ月後のバラのブーケ

3ヶ月後の白菜

7日後のケーキ

7日後の冷凍白身

3日後の冷凍まぐろ

3日後の冷凍まぐろ(流水解凍、比較用)

うるおい氷点貯蔵(氷潤)の製品ラインナップ

■ 用途に応じて、コンテナ、倉庫、小型冷蔵庫をラインナップ

コンテナ 倉庫 小型冷蔵庫
イメージ
想定業種 スーパー、物流、農業、食品加工等 スーパー、物流、農業、食品加工等 飲食、ホテル、スーパー、花卉類、農業試験場、研究所等
用途例 冷蔵保管、冷蔵倉庫、冷蔵物流、農産物の熟成等 冷蔵保管、冷蔵倉庫、冷蔵物流、農産物の熟成等 冷蔵保管、解凍、試験、サンプル保管等
寸法 20、40フィートコンテナ 倉庫による* 900 × 900 × 1800mm*
貯蔵条件 -2~+15℃
20~99%湿度*
-2~+15℃
20~99%湿度*
-2~+15℃
20~99%湿度*
動作環境 -10~+40℃ -10~+40℃ -10~+40℃

従来技術との比較

間接式クーラ(通常のエアクーラ) うるおい氷点貯蔵(0℃ 99%)
概念図
概説 一般的に空調・冷蔵に使用されているクーラである。フィン付きのチューブの中を冷たい冷媒が通る。一般的には冷媒液がチューブの中に供給され、それが蒸発するときの蒸発熱を利用してチューブの外を通る空気を冷却する。熱交換面積を増やすため、フィン付きのチューブを利用する。 上図に示すように、充填材の上から冷水を散水する。冷水は液膜状で下方に流れていく。一方庫内空気は下方から供給され冷水と熱交換しながら上方に流れる。
効率 30〜40 kcal/m2h℃ 100〜150 kcal/m2h℃
能力 価格的、構造的に体積あたりの面積が小さく、上記効率も直接接触式に比較して、1/3〜1/4と低いため容積あたり熱交換量は少ない。 比表面積が非常に大きく、また総括伝熱係数が間接式に比較して4倍取れるため、容積あたりの能力が極めて大きい。
霜付 5℃以下の空気を得ようとすれば、冷媒の蒸発温度は氷点下となり、伝熱管の表面に着霜する。フィンを利用すると霜の成長も早く深刻な伝熱不良の問題を引き起こす。頻繁なデフロストが必要になりそれがまた。負荷を増大させる。湿度調整のために加湿器を使用すると加湿による水蒸気は全て着氷してしまう。 2℃の湿潤な冷却空気を得るのであれば、アイスウォータを使用する。弊社の新技術では、余分な水分は冷水に吸収され、湿度が足りない時には冷水が蒸発する。(物質移動を伴う熱交換)1℃以下もしくは氷点下の冷却空気を作るためには、不凍液を使用する。
温湿度制御 伝熱面積が比較的小さいため、クーラ出口の空気は乾いたものとなる。加湿器なしでは湿度コントロールは出来ない。 充分な伝熱面積が取れるため小さい温度差で熱交換ができる。それが、湿潤な冷却空気が作れる理由である。