技術

Cool Innovationの技術は、現在食料損失と不足という世界的な課題に取り組む上で非常に重要だという事は、インパクトのページにて紹介させて頂きました。このセクションでは、その革新的技術について紹介致します。

photo of truss towers

業界の問題点-旧世代冷却技術

世界全体電力消費量の17% -> 冷却設備

空調を含む冷凍冷蔵分野は現在、世界の電力消費量の約17%を占めています。一部の発展途上国では、この割合が国全体の電力需要の40%を超えることさえあります。AIによる電力の需要が急増している中、環境への負荷を軽減するためには、空調、冷凍冷蔵システムのエネルギー効率を大幅に向上させ、世界全体のエネルギー・アロケーションの最適化が重要となります。

頻繁な霜取り、結露問題とメンテナンス

冷凍機発明から約150年。空気を冷やすその基本原理は今日まで変わっていません。 今なお「霜」という物理的な限界に縛られ続けています。

・頻繁な霜取り: 霜を除くために冷却を止め、加熱する非効率なサイクルの繰り返し。

・結露とメンテナンス: 溶けた霜によるカビ・腐敗リスクと、氷除去に多大な労力。

食品ロス、物流問題、過乾燥等が未解決

2050年までに増加人口は23億人に達すると予想されており、国連食糧農業機関(FAO)によると、この人口の85%は発展途上国に居住することになります。これほど多くの人々を養うためには、現在のフードロス、特に野菜果物はそれぞれ63%と57%になっています。既存のコールドチェーンでは解決出来ず、タイムリーな輸送を強要される事で、物流問題も年々深刻になっています。

strawberry ice cream bottle inside container covered in ice

旧世代冷却技術

霜形成・結露・低湿度のメカニズム:冷却器が冷えれば冷えるほど、空気中の水分が奪われるという負のサイクルが発生します。

  • 結露の原因: 冷却器(エバポレーター)の表面温度が、空気の露点温度を下回ると、空気中の水蒸気が液体(水)になります。これが結露です。

  • 霜形成の原因: 冷却器の表面温度がさらに下がり、氷点下になると、結露した水や空気中の水蒸気が直接氷の結晶となり、冷却器に付着します。

  • 低湿度の原因: 冷却器に水分が「霜」として奪い取られるため、庫内に戻る空気は乾燥します(除湿効果)。その結果、庫内は常に低湿度になり、生鮮品の鮮度が失われます。

霜取り(デフロスト)とその代償:付着した霜は断熱材のように働き、冷却効率を著しく下げます。そのため、定期的に霜を溶かす「霜取り」が必要です。

  • 霜取りのメカニズム: 一般的には電気ヒーターやホットガス(高温の冷媒)を用いて、冷却器を一時的に温め、霜を強制的に溶かします。

  • 温度ブレ(温度スパイク)の問題: 霜取り中は冷却を停止し、逆に熱を加えるため、庫内温度が一時的に数度~十数度上昇します。これが「温度ブレ」であり、品質劣化の大きな原因となります。

  • 電力消費の問題: 1. 霜を溶かすための加熱エネルギー。 2. 霜取り後に上昇した庫内温度を再び下げるための冷却エネルギー。 この「温めてから冷やす」という無駄な工程が、膨大な電力を消費します

red strawberries on brown wooden table

Cool Innovation

霜形成・霜取り・電力消費の解決:CI技術の最大の強みは、「そもそも凍らせない」というアプローチ。

  • 霜形成・霜取りがない: 空気と水の直接接触の冷却方式であり、余分な水分は水に吸収されるため、霜が形成しない。水と空気の温度差は1℃程度であり、空気は高い湿度に保つ事が可能。

  • 電力消費が低い: 「冷やしたものをヒーターで温め、再度冷やす」というエネルギーの矛盾が解消されます。また、霜による風路の閉塞がないため、ファンやコンプレッサーに過大な負荷がかからず、常に高いエネルギー効率を維持できます。

湿度と結露の問題の解決:「風を当てる」という行為の意味が、従来技術とは真逆の結果を生みます。

  • 高湿度を達成: 従来の金属フィンは空気から水分を奪い取りますが、CI技術では「流れる水(液体)」の表面に風を当てます。これにより、空気中の水分を奪いすぎることなく、高い相対湿度(90%以上)を安定して維持。生鮮品の乾燥(歩留まり低下)を劇的に防ぎます。

  • デフロストによる結露がない: 冷却面と空気の温度差(ΔT)を極めて小さく制御できるため、庫内の壁面や天井が露点温度を下回りにくくなります。カビや菌の増殖源となる「滴り落ちる結露」の発生を最小限に抑えます。

温度の安定性と分布の解決:ノンフロスト及び二重天井から「降らせる」形にて、庫内環境を均一化します。

  • 温度ブレが低い: 霜取り運転(デフロスト)による定期的な温度上昇(温度スパイク)がゼロになります。24時間365日、設定温度を一定に保つことができるため、食品や精密機器への熱ストレスを排除します。

  • 温度分布のばらつきがない: 狭い場所から強烈な冷気を出すのではなく、天井ダクトより、均一に大量な冷気を緩やかに噴き出しているため、吹き出し口付近の「冷えすぎ」や死角の「温度上昇」が起こりにくく、庫内どこでも同じ品質で保存可能です。

複数の冷蔵技術との比較
Cool Innovation 製品の実用性と特徴

弊社が提供するサービスは、顧客の必要に応じて利用頂けるのみでなく、初期投資が少ない故に、意思決定期間が短縮でき、素早く市場需要に対応する事が可能となります。

製品は陸上/海上コンテナ、大型冷蔵倉庫向け冷却ユニットを用意しております。倉庫に対する大きさの制限がなく、体積に合わせて弊社冷却ユニットを増やす事で、生鮮品の鮮度維持期間を10倍以上(鮮度維持期間は生鮮品によって異なります)、かつ省エネ、自由に開け閉めや混載が出来る保存空間を作り出せます。

製品詳細はサービスのページにて詳細をご覧頂けます。

person holding notepad and pen flat lay photography

ご質問やご要望

Cool Innovationは、果物や野菜の鮮度を保つための画期的なソリューションを利用、宣伝、研究頂ける協業パートナー、学術機関、政府機関、農業関係者、食品メーカーなどを探しております。

私たちの先進技術は、食品ロスの世界的な問題に取り組むだけでなく、空輸から海上輸送へのシフトを可能にすることで、コストと二酸化炭素排出量を大幅に削減します。

日本、タイ、フィリピンでの成功実績を持ち、信頼性の高いROIを保証するサブスクリプションモデルを採用している当社の技術は、既存の方法と比べて10倍*の鮮度保持を実現します(*鮮度維持期間は生鮮品によって異なります)。

是非私たちと共に、生鮮品サプライチェーンの改革、より持続可能な未来作りに貢献させて頂ければ幸いです。

ご質問や要望がありましたら、問い合わせフォームにすべての必要事項を記入頂き、内容をできるだけ詳しくご教示下さい。私たちは迅速に対応し、具体的なニーズとソリューションについて連絡させて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。