Cool Innovationが2024 Meet Neo Star Demo Showでグランプリを受賞！

Cool Innovationは低温高湿度貯蔵技術の革新性が評価され、激戦を制してグランプリを獲得しました。同時に、中華開発創新加速器特別賞も受賞し、CDIB Capital Innovation Acceleratorからタームシートを受け取るなど、2024年の最も有望なスタートアップの1つとしてその地位を確立しました。

Cool Innovationは、従来の方法をはるかに超えた鮮度維持を可能にする革新的なコールドチェーン技術を専門としています。同社の低温と高湿度を組み合わせた技術は、葉物野菜を30日間、シャインマスカットを90日間、栗を6か月間新鮮に保ち、大手小売業者の厳しい品質基準を満たしています。

COOのDan Chang氏は、この技術が化学処理や特殊な包装を必要とせず、鮮度を最大で10倍延ばすことができると強調します。同社の保存環境では湿度90%以上を維持しながら、段ボールを乾燥状態に保つため、顧客の既存の物流および保管方法を変える必要がありません。

台北から世界へ

Meet Neo Star Demo Showで、Cool Innovationは未来のコールドチェーンに対するビジョンを示しました。COOのDan Chang氏は次のように語っています。 「私たちの目標は、単に食品の保存期間を延ばすだけでなく、世界の生鮮供給チェーンを根本的に変えることです。すべての人がより新鮮で健康的な食品を享受できるようにしながら、環境への影響を劇的に減らすことを目指しています。」 同社は現在、台湾、インド、アメリカ、中東、ヨーロッパを含む多くの国への事業拡大に注力しています。

未来への展望：技術で永続可能な世界を創る

Cool Innovationの成功は、技術的成果を超え、社会が直面する課題に対する深い理解と解決策を示しています。同社は、民間企業、政府、社会組織とのさらなる協力を通じて、食品ロス削減、環境保護、経済発展といったグローバルな課題に取り組むことを目指しています。

Meet Neo Star Demo Showでのグランプリ受賞は、Cool Innovationがグローバルなコールドチェーン技術の新基準が認められている事であり、その目標を達成するための大きな励みにもなります。

エネルギー効率の面では、Cool Innovationの冷蔵ユニットは従来の冷蔵システムの50%の電力しか消費しません。これにより、企業の電気代を大幅に削減すると同時に、現代社会のエネルギー問題にも貢献しています。

さらに、Cool Innovationの技術は食品ロスを大幅に削減し、より環境に優しい物流方法の採用を可能にします。空輸を海運に置き換えることで輸送コストを最大80%削減し、CO2排出量を97%削減します。

当社の技術はすでに日本、タイ、フィリピンなどで成功事例を挙げています。

世界的課題への解決策

FAOのデータによると、全世界で63%以上の果物や野菜が廃棄され、年間1兆ドルを超える経済損失が発生しています。また、生産から小売までの過程で発生する炭素排出量をも考慮すると、フードロスによる地球温暖化に対する影響は深刻です。Cool Innovationのソリューションは、これらの課題に解決するために設計されました。農産物の保存技術を向上させることで、農家が台風などの自然災害による損失を大幅に削減できるだけでなく、市場価格の安定化、サプライチェーンの効率化、そして新たな経済機会の創出に貢献します。

中華開発資本について

中華開発資本は台湾を代表する株式投資会社であり、直接投資業務に特化しています。台湾のスタートアップ企業が地域から国際市場へと成長するための支援を行い、革新と起業のエコシステムの構築に積極的に取り組んでいます。同社の「開発創新管理顧問有限公司」は、2024年8月にCool Japan Fundとの共同で「中華開発クロスボーダーイノベーションファンド」の設立を発表しました。これは東北アジア市場を対象とした初の海外ファンドであり、基金規模は7,500万から1億米ドルに達します。参加団体には台湾と日本の政府系ファンド（国発基金およびCool Japan Fund）や、奇景光電、精誠資訊などの台湾を代表する企業が名を連ねています。

（写真：台湾副総統 蕭美琴氏、中華開発イノベーション加速ファンド総経理 郭大経氏、クールジャパンファンド シニアディレクター 澤谷賢一氏、数位時代共同創業者兼CEO 陳素蘭氏）

Meet Neo Starについて

Meet Neo StarはBusiness Next MediaとMeet Startupによって主催され、2011年以降、台湾のスタートアップエコシステムの重要な指標としての地位を確立しています。今年のDemo Showでは、250の候補チームから選ばれた30の優れたスタートアップが競い合い、最終的に3つの賞が授与されました。

Cool Innovationの受賞は、環境保護、食品ロス削減、経済発展への貢献が高く評価された結果です。この成果は、コールドチェーン技術の未来に新たな可能性を切り開き、2024年の台湾スタートアップコミュニティを締めくくる象徴的なイベントとなりました。

生鮮品フードロス削減が150兆円を超えるこの大きな市場と商機に、私たちと共に日本及び世界へ進撃し続けて頂ける企業や人材を常に求めています。弊社の取り組みにご興味がございましたら、是非ともご連絡頂ければ幸いです。

ご質問やご要望

Cool Innovationは、果物や野菜の鮮度を保つための画期的なソリューションを利用、宣伝、研究頂ける協業パートナー、学術機関、政府機関、農業関係者、食品メーカーなどを探しております。

私たちの先進技術は、食品ロスの世界的な問題に取り組むだけでなく、空輸から海上輸送へのシフトを可能にすることで、コストと二酸化炭素排出量を大幅に削減します。

日本、タイ、フィリピンでの成功実績を持ち、信頼性の高いROIを保証するサブスクリプションモデルを採用している当社の技術は、既存の方法と比べて10倍*の鮮度保持を実現します。

是非私たちと共に、生鮮品サプライチェーンの改革、より持続可能な未来作りに貢献させて頂ければ幸いです。

ご質問や要望がありましたら、問い合わせフォームにすべての必要事項を記入頂き、内容をできるだけ詳しくご教示下さい。私たちは迅速に対応し、具体的なニーズとソリューションについて連絡させて頂きますので、どうぞよろしくお願い致します。